最近ホットな話題といったらやっぱりバンクシーよね。
あのバンクシー(らしき人物が防潮堤に描いたと思われる)絵がまさかの都庁に展示されるっていう、なんとも素っ頓狂な展開なわけよ。
近年、日本が観光立国を推進してるが故に外国人の落書き犯罪も増えてて、当然バンバン取り締まってるわりにバンクシー(と思われる人物)だったら大喜びっていう、純粋に都のモラルを疑う案件よね。法律なんて結局使う側の裁量次第なんだなと思うと恐ろしいわ…。
それとこの漫画の作者は、実はデビュー作がグラフィティアート漫画で、当時から今までグラフィティをテーマに描かれた漫画は読切も含めて結構チェックしてるほうなんだけど、グラフィティ漫画でのよくある誤解第1位は「グラフィティライターは『俺のグラフィティは犯罪じゃなくて芸術だ!』と思ってる」なのよね。なんかそういう痛い芸術かぶれの若者だと勘違いされがちなんだけど、グラフィティライターはちゃんと犯罪だってわかってやってるわ。
あと実は私、グラフィティは好きでもそれほどバンクシーに興味持ったことないんだけど、みんなそんなにバンクシー好きなの…?
意外な盛り上がりにびっくりしたわ。やっぱ落書きでも「芸術作品」だと違うのね。
SILENT POETS「東京 feat. 5lack」配信サイト
Amazon/Apple/Spotify
服部昇大
(X/PIXIV FANBOX)
1982年、岡山県出身。2004年、『未来は俺等の手の中〜J.P. STYLE GRAFFITI〜』で、第67回手塚賞準入選。著書に『魔法の料理 かおすキッチン』全3巻、『ダークアクト』全1巻、『今日のテラフォーマーズはお休みです。』全6巻(全て集英社)。現在は「COMIC OGYAAA!!(コミックオギャー)」で『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』を連載中、単行本はseason10まで刊行中(ホーム社)。2017年に6代目作画担当に就任した「日ペンの美子ちゃん」の公式Twitterに掲載された漫画の単行本『6代目 日ペンの美子ちゃん』(一迅社)も発売中。
(X/PIXIV FANBOX)
1982年、岡山県出身。2004年、『未来は俺等の手の中〜J.P. STYLE GRAFFITI〜』で、第67回手塚賞準入選。著書に『魔法の料理 かおすキッチン』全3巻、『ダークアクト』全1巻、『今日のテラフォーマーズはお休みです。』全6巻(全て集英社)。現在は「COMIC OGYAAA!!(コミックオギャー)」で『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』を連載中、単行本はseason10まで刊行中(ホーム社)。2017年に6代目作画担当に就任した「日ペンの美子ちゃん」の公式Twitterに掲載された漫画の単行本『6代目 日ペンの美子ちゃん』(一迅社)も発売中。
バックナンバー