1.舐達麻『GODBREATH BUDDHACESS』
2.田我流『Ride On Time』
3.餓鬼レンジャー『ティンカーベル ～ネバーランドの妖精たち～』
4.Shurkn Pap『The ME』
5.Jin Dogg『MAD JAKE』
6.BUDDHA BRAND『これがブッダブランド！』
7.KANDYTOWN『ADVISORY』
8.RAU DEF『ESCALATE III』
9.Ryugo Ishida『TAPE TAPE』
10.GREEN ASSASSIN DOLLAR『DRIP BEATTAPE』
今年の私的ベスト日本語ラップ10枚よ。
何故か年末リリースの作品も多くてまだしっかり聞き込めてないアルバムもあるんだけど（茂千代『新御堂筋夜想曲』、MIC大将『The Blue Marble』、CQ『NAUTILUS ～恋する潜水艦～』とか）、ベテラン勢が多いわね～（MIC大将も1stながらベテランという認識）。
10枚中5枚はこの連載でも紹介してる作品（編注：ランキングのアルバム名に下線があるものは該当記事にリンクを貼っています）で、やっぱ1位は舐達磨ね～…！
最近リリースされた『100MILLION Remix』で追加されたBADSAIKUSHのバースの『nujabesにTOKONA-Ｘ 受け継いだ血』って歌詞には「た、たしかに～！」ってなったわよね。
2位の田我流は田我流&KMでリリースされたEP『More Wave』もよかったわ。特に死後の自分を歌った新曲「Long Goodbye」が。「夜のパパ」もそうだけど、父親になった事がまた今までとも違った詩情を生み出しているから、今後の作品にも俄然期待が高まるわ。
5位のJin Doggは『SAD JAKE』『MAD JAKE』と2枚リリースしたんだけどJin Doggらしいフラストレーション溢れる『MAD JAKE』が特に好み！
7位のKANDYTOWNの2ndアルバムは1stよりもなんか好みなのよね…。今ファッション誌にモデルとして結構ラッパーが出てるけど、ファッション誌に載ってるラッパーの約6割はKANDYTOWNよ（美ー子ちゃん調べ）。
そんなリアルオシャレ集団KANDYTOWNのリード曲「Last Week」で全員VANSONの昔のバイカーみたいな革ジャン着てるのには驚いたし、イケてたわ～。あとメンバーのHolly Qが俳優の上杉柊平だったのには相当びっくりしたわ！そういうのもあるのね。
8位のRAU DEF『ESCALETE III』は相変わらずスキルフルなラップとメロウな部分の按配がよかったし、featの面子も豪華だったわ。特に「Neo Radio feat. SKY-HI」「Good Time feat. PUNPEE」が好みだわ。
9位のゆるふわギャング・Ryugo Ishidaのソロミックステープ『TAPE TAPE』、意外にストレートにラップする「取扱注意」やfeat.NENEの鉄板曲「Stacks」がよかったわ。
10位『DRIP BEATTAPE』は舐達麻の「FLOATIN」「GOOD DAY」なんかで有名なトラックメイカーのビート集よ。私も舐達麻からその名前をはっきり認識したんだけど、それより前にあの岩手・花巻のおもしろラップ集団BIG-RE-MANのアルバム『四股』のトラック作ってた事に後から気づいて、このギャップには衝撃を受けたわ…！！ラップの方向性が180度違うだけでたしかにトラックの感じ、同じ！
『GODBREATH BUDDHACESS』配信サイト
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『Ride On Time』通販サイト
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（X／PIXIV FANBOX）
1982年、岡山県出身。2004年、『未来は俺等の手の中〜J.P. STYLE GRAFFITI〜』で、第67回手塚賞準入選。著書に『魔法の料理 かおすキッチン』全3巻、『ダークアクト』全1巻、『今日のテラフォーマーズはお休みです。』全6巻（全て集英社）。現在は「COMIC OGYAAA!!（コミックオギャー）」で『邦画プレゼン女子高生 邦キチ！ 映子さん』を連載中、単行本はseason10まで刊行中（ホーム社）。2017年に6代目作画担当に就任した「日ペンの美子ちゃん」の公式Twitterに掲載された漫画の単行本『6代目 日ペンの美子ちゃん』（一迅社）も発売中。
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