政治もヤバいし、なんだかショッキングな出来事ばかりで落ち込む今日この頃よね。
こんな時に聞きたいのはやっぱり、ヒップホップ!
ヒップホップの中でもエゲツないぐらいテンションアゲアゲのハイテンション・チューンよね!
でも、そんな作品絶対ないわよね…と思ったらあったわ。
DOBERMAN INFINITY初のベストアルバム、『5IVE』よ!
日本語ラップファンにはおなじみDOBERMAN INCがLDH入りして、メンバーチェンジを経て再始動したのがDOBERMAN INFINITY。ハイローの鬼邪高のテーマでありHouse Of Painのカバー曲「JUMP AROUND ∞」や山王連合「Do or Die」でも有名よね。
そんな彼らの6月発売のベストアルバムが本当にアゲアゲハイテンションなヒップホップチューンばかりで本当にびっくりしたわ…!
でもいま我々のテンションを保つ作業用BGMは、このアルバムなのかもしれないわ。
特に私がびっくりしたのはゴリゴリのハイテンション・ソカ曲「SUPER BALL」ね。
一言で言うと「夏の曲」なんだけど、歌詞が凄くて
メッチャ クッチャにバンバン SUPER BALL YEAH!!
ココナッツ BANG!! BANG!!
メッチャ クッチャにアンアン ストッパブル YEAH!!
SPLASH アン!! アン!!
裸で乗っかって 超ヤッベー なんだかごっつぁんです!!
波立ってビショ濡れ海岸
コレ全て冷たいキミのせい…なんてね!!
潮風しょっぱいぜ Put your hands なんでもごっつぁんです!!
ってこんな夏のパリピの脳内を精密に文字に書き起こしたようなどうでもいい歌詞、ある…!?って衝撃を受けたわ。
「ごっつぁんです」言いがち!
こういう曲が多めだし、確かにラップシーンやJPOPシーンを見渡してもそこそこヒップホップに軸足を置いてこんな事を改めてラップにするようなグループは他にいないから、DOBERMAN INFINITYのカラーってそれなりに打ち出せてる気がするわよね。
他にもストレートな歌詞がこれはこれで結構いいんじゃない?ってなる新曲「5IVE」や、元メンバーのTOMOGENをfeatした曲「D.I till Infinity feat.TOMOGEN, BALLISTIK BOYZ」なんてメジャーへの以前の葛藤と決断を感じさせるような歌詞やTOMOGENの「New Streetは俺を知らない 俺もお前を知らない」なんてラッパーらしい歌詞もあったりして、好事家にもおすすめよ!(2019年6月リリース)
『5IVE』通販サイト
Amazon/HMV/TOWER RECORDS
(X/PIXIV FANBOX)
1982年、岡山県出身。2004年、『未来は俺等の手の中〜J.P. STYLE GRAFFITI〜』で、第67回手塚賞準入選。著書に『魔法の料理 かおすキッチン』全3巻、『ダークアクト』全1巻、『今日のテラフォーマーズはお休みです。』全6巻(全て集英社)。現在は「COMIC OGYAAA!!(コミックオギャー)」で『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん』を連載中、単行本はseason10まで刊行中(ホーム社)。2017年に6代目作画担当に就任した「日ペンの美子ちゃん」の公式Twitterに掲載された漫画の単行本『6代目 日ペンの美子ちゃん』(一迅社)も発売中。
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